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今年度の研究

今年度の研究

 研究テーマ 「つながる保育」(第1年次)~園と園のつながりをつくる~

 

 

 

 

 

 

 

 近年の幼児教育の動向、本園での前年度までの研究などから、今後求められる保育の質の向上においては、保育観を共有している職員との語り合いや保育の評価にとどまらず、違う文化的な背景や価値観にふれることで、保育に対する見方・考え方を更新していくことが必要であると捉えました。文化的な背景や価値観を他園と交流することで、相互に保育の質を高め合う関係を構築していくことができるのではないかと考えました。このような双方向の関係性の構築は、地域において国公立の園が担うべき役割でもあると考えています。

 そこで、子どもの豊かな育ちを支えたいという思いの共有のもと、多様な考えにふれ合う中で保育を更新したり、交流するよさを実感したりする関係性を「つながる」とし、研究テーマを「つながる保育」と設定しました。本園が他園や他校種とつながることで、本園の保育の質のさらなる向上と、幼児教育・保育の質への理解を共に深めることを目指し、地域における国公立の園の果たす役割について検討していきます。

詳細はこちらから

 

    今年度の取組     園と園のつながりをつくる

 今年度は、「園と園とのつながりをつくる」ことを研究副題としました。本園の幼児だけでなく、他園の幼児の姿についても語り合うような双方向の交流や、長期的な幼児の育ちや保育に対する見方・考え方の変容を継続的に語り合う交流が、保育の質の向上とその質にかかわる理解を共有するきっかけとなると考えたからです。つながりの中で本園の保育を捉え直しながら、継続的で双方向的なつながりをつくるためには、どのようなプロセスや仕組みがあるとよいか探っていきます。

 

 

 

 

 

 

 そのために、他園の職員と共に保育や語り合いを行うなどの、多様な交流を実施し、その実感を振り返りやカンファレンスによって言語化していきます。このサイクルを繰り返すことで、保育に対する見方・考え方の変容を自覚するとともに、どのように交流することが園と園のつながりをつくるのかを探る手掛かりとします。
 また、他園と情報を共有する仕組みを整えるとともに、実施した交流の価値について、研究協力者に評価を依頼し、交流園へフィードバックを行い、園と園とのつながりをつくる一助としていきます。

 

    園と園のつながりをつくる    今年度の具体的な取組について

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 交流を通して、保育の捉え直しをしてきた事例を以下に示します。

〔事例①〕 <3歳クラス Ⅰ期 5月>「安心して好きなことを楽しむ姿を支える」

〔事例②〕 <4歳クラス Ⅴ期 4・5月 >幼児の思いの読み取りを大切に「やりたい」を支える

〔事例③〕 <5歳 クラス Ⅸ期 4・5月 > 「 自分からかかわろうとする姿を支える 」

 

※研究を通して見えてきたことについては、後日更新いたします。