研究会のご案内
「令和7年度 第33回幼児教育研究会のお知らせ」
令和7年度の研究テーマ 「つながる保育」(第3年次) ~つながりをつくる保育者のあゆみ~
本園では、子どもの豊かな育ちを支えたいという思いの共有のもと、多様な考えにふれ合う中で保育を更新したり、交流するよさを実感したりする関係性を「つながり」と定義し、研究テーマを「つながる保育」と設定しました。このテーマのもと、園の垣根を越えた出会いと学び合いの中で、保育の質の向上を目指してきました。
「つながる保育」を行う中で、園の垣根を越えて語り合うことが、本園で当たり前だと考えられていたことを問い直すきっかけとなり、保育を更新することにつながったという手応えを得ました。また、自園・他園ともに保育が楽しくなった、新たな視点を得られた、保育について語り合う喜びがあった、という前向きな実感がありました。さらに、2年間の継続的な交流の中で、より多様な価値観にふれることを通して「つながり」の広がり、保育の本質に迫るような語り合いを通して「つながり」の深まりをとらえてきました。交流と保育の継続的な実践を通して、保育を問い直し続ける持続可能なプロセスが形成されつつあることから、「つながり」をつくるしくみが整ってきているという手応えもありました。
しかし、「つながる保育」において、一人一人の保育者は交流するよさを実感してきたものの、その交流が本園の保育実践にどのような影響を与えたのかについてはまだ十分にとらえきれていませんでした。交流と保育実践が往還するためには、自分の保育や実感を丁寧に省察し、これまで言葉にならなかった潜在的な意識を言語化するとともに、本園の保育のあり方自体を見つめていくことも必要であると感じています。
また、交流した園の質の向上にはどのような影響を与えているのかについても、まだとらえきれていない部分があります。交流したことが保育実践や保育観にどう影響したのかを長期的にとらえていくことによって、つながることの価値が見えてくると考えます。
そこで3年次研究では、保育者の省察のプロセスを「あゆみ」とし、研究副題を「~つながりをつくる保育者のあゆみ~」と設定しました。「つながる保育」の中での保育者のあゆみを手がかりとして、一人一人の変容や成長、園全体の保育の質の向上を自園、他園の両面からとらえていくことで、「つながり」をつくる価値を見いだしていきます。
研究会の申し込みについて
多くの皆様と共に語り合いたいと考えております。皆様のご参加を心よりお待ちしております。参加申し込みにつきましては、案内はがきに記載されているQRコード、または以下のリンクからお願いいたします。閲覧や申し込みが難しい方は、附属幼稚園(025-521-3697)までお電話くださいますよう、お願いいたします。
○9月10日(水)
【日程】 午前:公開保育・保育トーク
【申し込みについて】 申し込み締め切りは9月3日(水)です。参加費は500円です。研究会に関わる連絡については、9月8日(月)までにメールでお送りいたします。
○9月26日(金)
【日程】 午前:公開保育・保育トーク 午後:研究発表・講演
【申し込みについて】 申し込み締め切りは9月19日(金)です。参加費は1,000円です。(半日参加の場合は、500円です。)研究会に関わる連絡については、9月24日(水)までにメールでお送りいたします。